ビャウィストクのシベリア記憶博物館において、ポーランド・日本財団の会長ラドスワフ・ティシュキェヴィチ氏と、同博物館の館長ヴォイチェフ・シェシニスキ氏との会談が行われました。会談では、日本に関連するこれまでの取り組みや、教育、文化、そして共通の歴史を記憶する分野での協力強化の計画について議論されました。また、ポーランドと日本の関係に関する知識を広め、対話と相互尊重に基づいた持続的な絆を強化することを目的とした共同プロジェクトの実現可能性についても検討されました。 2021年に開館したシベリア記憶博物館は、16世紀末から20世紀半ばまで、ロシアや後のソ連によって奴隷化され、シベリアの奥地へと強制移送されたポーランド人および他の民族の運命に捧げられた、他に類を見ない施設です。博物館は、かつての軍用倉庫であった歴史的建造物を利用しており、特に象徴的な場所です。1940~1941年および1944年には、ここからシベリアへの強制移送列車が出発していました。博物館のコレクションは約5,000点に及び、日本に関連する資料も含まれています。その中には、日本の支援によって救われたポーランドの「シベリアの子どもたち」の写真や、シベリア研究で知られるポーランド人学者ブロニスワフ・ピウスツキに関する資料があります。革新的な展示手法と教育活動により、博物館はルイジ・ミケレッティ賞や、以前にはヨーロッパ評議会博物館賞といった権威ある賞を受賞しています。 同館は、日本の組織や機関との関係を積極的に発展させ、共通の歴史的経験を記憶にとどめる活動を続けています。2024年には、ポーランドの子どもたちがシベリアから避難してから100周年を記念する式典に出席するため、日本を訪問しました。 delegationは、東京、敦賀、大阪、神戸の博物館や、「シベリアの子どもたち」を追悼する場所を訪れました。同年には、ビャウィストクにおいて、千島・歯舞諸島居住者協会の代表者との会談も行われました。会談では、第二次世界大戦後に千島列島から強制移送され、ソ連の抑留収容所で過酷な体験を強いられた日本人の悲劇的な運命について議論されました。
