政治的関係

ポーランドと日本の関係は友好的で、将来的にも良好な状態が続くと期待されます。両国は、二国間戦略的パートナーシップで結ばれ、政治的および経済的に共通の利益を追求し、同じ価値観と原則を共有し、世界秩序に関しても似通ったビジョンを持っています。国際的に新たな問題が立ちはだかる今、ポーランドと日本の関係の重要性はますます高まるでしょう。
1989年、ポーランドが民主国家となって以降、ポーランドと日本の協力関係は大きく進展しました。2002年7月、両国の友好と協力拡大を念頭に、明仁天皇および美智子皇后がポーランドを訪問し、これは歴史的出来事と位置付けられています。その翌年、日本の小泉純一郎首相がポーランドを公式訪問し、「ポーランド共和国と日本の戦略的パートナーシップに向けた共同声明」が署名されました。この両イベントは、両国代表者によるシャトル外交の足がかりとなり、二国間の経済協力が急速に発展するきっかけとなりました。
2004年にポーランドの欧州連合(EU )への加盟を機に、ポーランドのもつ政治的重要性に対する日本の関心が著しく高まりました。2005年にはポーランドのマレク・ベルカ首相が日本を訪問し、ポーランドは愛知万博2005に参加しました。2007年にはポーランドと日本の国交回復50周年(1957年)が祝され、両国で多くの記念イベントが開催されました。そして、2008年、ポーランドのレフ・カチンスキ大統領が日本を訪問し、二国間関係における新たなる節目となりました。
2013年に安倍晋三首相がポーランドを訪問した際、ヴィシェグラード・グループ(V4)との歴史的首脳会合を果たしました。日本はヴィシェグラード・グループ(V4)が協定を結んだヨーロッパ外では最初の国となりました。2015年にはポーランドのブロニスワフ・コモロフスキ大統領が日本を訪問し、二国間関係は「戦略的パートナーシップ」と呼ばれる段階に引き上げられました。このパートナーシップの枠組みは「自由、成長、連帯のための戦略的パートナーシップの構築」と題する共同声明に記され、政治、安全保障、経済、科学技術、文化方面での協力することが見込まれています。
2017年にポーランドのヴィトルド・ワシュチコフスキ外務大臣が日本を訪問し、2017-2020年の間に両国政府間で戦略的パートナーシップを実施するための行動計画が署名されました。2019年、ポーランドと日本は外交関係樹立100周年(1919年)を迎えました。これを記念し、秋篠宮皇嗣殿下と紀子妃殿下が6月末から7月にかけてポーランドを訪問しました。これは日本の皇位継承者としての初の海外訪問となりました。この友好の100年を祝し、様々な文化イベントが両国で開催されました。2020年にはポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相が日本を公式訪問しました。
政府間の対話に加えて、両国は議会間レベルでも政治的対話を行っています。ポーランドと日本の両院には、二国間の友好グループが存在しています。2020年には、トマシュ・グロドスキ上院議長率いるポーランド上院代表団が日本を訪問しました。2021年には日本の茂木敏充外務大臣がポーランドを訪問し、両国の戦略的パートナーシップのためのに次期行動計画(2021-2025年)を署名しました。この文書は、このパートナーシップに盛り込まれる具体的な分野(政治、経済、安全保証、科学、文化)の内容を説明するもので、今後5年間の二国間協力の方向性を示しています。
2021年7月、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は日本を訪問し、天皇陛下と謁見、東京オリンピックの開会式に参加しました。2023年には、岸田文雄首相が日本の首相として10年ぶりにポーランドを訪問し、ウクライナのための軍事・人道基地としてポーランドが果たす役割を高く評価しました。ロシアのウクライナ侵攻に関連して、日本はポーランドをウクライナ向けの開発援助の享受者として特別に看做すことを決定しました。

ニュースレターを購読して
最新情報を入手しよう

ポーランド-日本財団(FPJ)は、両国の様々な組織や国民間の交流と相互関係発展を目指して活動しています。

© 2024 Poland-Japan Foundation