出会いの歴史

ポーランドと日本の歴史上初めての出会いは16世紀に遡ります。ポーランドのイエズス会宣教師が初めて日本に上陸しました。地理的な距離にもかかわらず、両国は二国間関係を着実に発展させ、第二次世界大戦によって一時中断されたものの、その後再開されました。ポーランドと日本は、常に共通の価値観と相互尊重を拠りどころに、関係を育んできました。
ポーランドと日本の関係の始まりは、15世紀に遡ります。マルコ・ポーロの「東方見聞録」(別名「世界の記述」)からポーランド人は初めて日本の存在を知りました。地理的に隔たり、直接的には政治上のつながりがなかったため、直に接触する機会は限られていました。最初の出会いは1585年でした。4人の日本人キリシタンがローマへ向かい、そこでポーランド人の司教ベルナルド・マチェヨフスキと会いました。詩編の一節を日本語に翻訳し、贈呈しました。(その翻訳は、2000年にクラクフで発見されました。)16世紀と17世紀にはイエズス会宣教師が日本で布教活動を行いました。1642年、イエズス会宣教師のヴォイチェフ・メンチンスキは最初のポーランド人として、キリスト教が激しく弾圧されていた日本へ足を踏み入れました。捕らえられ、拷問された後、彼は殉教死を遂げました。
19世紀、ポーランド分割の時代、次の出会いがありました。最初にポーランドの地を訪れた日本人は、1892年から1893年にかけてベルリン-ウラジオストク間を馬で横断し、ポーランドの独立運動家やシベリアの亡命者と接触した福島安正少佐でした。19世紀末から20世紀初頭にかけて、シベリアに流刑された2人のポーランド人、ブロニスワフ・ピウスツキ(ユゼフ・ピウスツキの兄)とヴァツワフ・シエロシェフスキが日本へ辿り着き、北海道でアイヌの民族学的研究に従事しました。日露戦争(1904-1905)の時期には、ポーランド人はロシアの敗北と自身の独立回復を期待し、日本への関心を持ちました。この時期、ロマン・ドモフスキとユゼフ・ピウスツキは日本を訪れ、敗北したロシア軍の兵士として日本に拘留されていた4658人のポーランド人の収容条件の改善を日本政府に求めました。
ポーランドと日本の外交関係は、第一次世界大戦の終結とポーランドの独立達成後、1919年に樹立されました。1919年3月6日、日本政府によりその決定がなされ、3月22日、パリで開催された平和会議で発表されました。最初の在ポーランド日本公使館がワルシャワに、駐日ポーランド公使館が東京に開設されました。1937年、公使館は大使館へ昇格しました。1920年から1922年にかけて、日本はシベリアでポーランドの孤児を救助し、765人の子供を日本へ移送し、後にポーランドへ送り届けました。1930年からポーランドのフランシスコ会修道士が日本で活動を開始し、とりわけ有名なのは、聖マキシミリアン・コルベやゼノン・ジェブロフスキ神父です。彼らは長崎に修道院を設立し、また様々な慈善活動を展開しました。
1930年代、国際的な政治・経済状況が変革を迎える中で、両国の関係は形成されていきました。ポーランドはナチスドイツとソビエト連邦の脅威に対峙しながら中立を保とうとし、日本は東アジア侵略の道を突き進んで行きました。この時期、特に暗号や諜報と言った軍事協力に焦点が当てられていました。第二次世界大戦中、両国は対立する側に位置していたため、二つの国の関係に際立った進展はなく、冷え切っていました。ポーランドは連合国の一員として、日本が属する枢軸国と戦ってたため、両国の外交関係は完全に断絶されました。
1945年から1989年にかけて、両国の関係は徐々に発展していきました。第二次世界大戦の終結後、ポーランドはソビエト連邦の影響下に置かれ、日本は降伏宣言の後、米国の占領下に置かれました。戦後初期のポーランドと日本の関係は、主に政治体制の違いから制限されていましたが、国際的な緊張が緩和するにつれて、特に貿易の分野で関係が進展し始めました。1957年に両国は公式に外交関係を樹立し、新たな協力の可能性への道が開かれました。1960年代と1970年代には貿易が盛んになり、文化・学術方面での交流が活発になりました。しかしながら、外交政策や戦略同盟の違いから、両国の交流は比較的限定的な範囲に留まりました。
1989年以降、ポーランドと日本の関係はダイナミックな発展を遂げ、協力の領域も様々な分野へと拡大して行きました。ポーランドが体制変革を成し遂げ、また共産・社会主義体制が崩壊した後、両国の関係はより積極的に前進しました。貿易量や投資が増加し、技術、学術、文化方面での交流の機会を模索しました。経済協力が両国の関係における主要な要素となり、日本企業はポーランドへの直接投資を増加させ、ポーランド製品は日本市場での存在感を高めていきました。

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